おはようございます
実は、正月にインフルエンザにかかってしまい、妻の実家でしばらく大人しくしていて、水曜日から出社し、スタートダッシュ・・・
気をつけていても避けられない面もありますが、皆様もどうかご留意下さい
「働き方改革」、皆様の会社ではどう取り扱われていますか?
私がいる会社では、今年の大きな取組みの一つになっています
そもそも、ボヘミアンな私
制度だの、何とか運動だの、会社組織だの、そういったことは、嗜好には受け付けないところにありまして、斜に構えておりましたが、
職場が「本当の意味で」楽しくなるきっけかになればと思い、本腰を入れて取り組むことにしました
この言葉、政府に踊らされているようで抵抗がありましたが、多少捻ったところで、自己満足に過ぎないと思い、これで通すことにします
政府としては、人口減少期に入った日本の労働力不足を補っていきたいという思いが背景にあります
とくに子どもを生み育てる女性や、介護に向き合う男性(女性もですが)が働き続けられるような、「柔軟性のある」働き方を一生懸命推進しようとしています
一方、私が所属している会社としては、もう少し別の文脈で捉えています
これから新しい事業を手がけようとする中で、人をいくら増やしても足りなくなってくることが目に見えています
そういう背景の中で、私を含めて、まず従業員の働き方をシェイプアップして、捻出された時間で、少しでも新しい事業の方に充てていこうというものです
また、自分自身やメンバーの視点から言えば、余計な苦労(かなり定義が難しいですが)を減らして、成長や充実感を感じられる仕事を多くすることだと思っています
それは、”やること”が目的化して、徒労感を感じるような仕事をやめること
自分やメンバーがオモロと思った仕事を、具体的にカタチにしたり、進める余裕を持つことに他なりません
会社と個人がWin-Winになれる可能性があるからこそ、この働き方改革は世に受け入れられる概念ではないかと思います
そのために、具体的には何をすればいいのか
何がポイントなのか
誤解を怖れずにいうと、仕事の整理、整流化まで含めた、
広い意味での「仕事の断捨離」と、私は捉えています
進め方ですが、お手本があります
先日もご紹介しましたが、小室淑恵さんという方が、この分野でのオピニオンリーダーで、結構な数の本を出されています
早速ですが、まずはその本のご紹介です
①10年前に買いました
・著者がもっと若かりし頃、化粧品セールス会社で働いていた時の経験から編み出した方法・・・
→私の感想として、業種が違うから、どこまで参考になるか?と半信半疑でした

なぜ、あの部門は「残業なし」で「好成績」なのか? 6時に帰る チーム術
- 作者: 小室淑恵
- 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日: 2008/12/30
- メディア: 単行本
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②昨年の春に買った本
・知人がFacebookで薦めていたので買いました
・いろいろな会社で試したところ、結構再現性があるやり方ですよ・・・という普遍性を説いている本です

働き方改革 生産性とモチベーションが上がる事例20社 (毎日新聞出版)
- 作者: 小室淑恵
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2018/04/13
- メディア: Kindle版
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③昨年の秋に買った本
・マネージャー当事者の目線で書いていて、その立場の人が職場でどう進めたら良いかということが、詳しく親切に書いてあります
この3冊、自分の部署で働き方改革を進めるにあたって、正月の間じっくり読んでみたのですが、どの本を読んでも、割と詳しくやり方を書いてくれています
そして、感じたのは、10年前から、本に書かれているやり方がぶれていない
ということで、再現性があると信じて、だまされたとおもって(失礼!)この通りやってみたいと思っています
少し、ステップをここにまとめさせていただきます
まず、大きな考え方としては、職場で地道にPDCAをまわしていくことになります
1.取組み期間としては、4ヶ月×2回
最初の4ヶ月が終了したところで、役員向けを含めた中間発表会、8ヶ月後に発表会を行います
2.内容は、
①目標づくり(チームで)からスタート
・全員でめざしたいゴールを決定
→自分達のチームのよいところ、もったいないところなどを出し合って、
どんな働き方をするチームにしていきたいか、腹を割って話す
② 日々の働き方の計画と記録(個人での振り返り)
・毎朝、15分単位で、自分自身の一日のスケジュールを立てます
それを、メンバーとメールで共有
・毎晩、帰る前に振り返って、朝立てた計画と、どうずれたのかをたな卸しして、同じくメンバーと共有
・そして、なぜずれてしまったのかを分析
→ここで、まず個人ベースでの「断捨離」を行うことになります
③働き方の分析(チームで)と対策立案 ・・・ 例
・1週間に1回程度集まって、チームの働き方の見直し
・毎日とっている各メンバーのログの中で、共通して時間の多いものを洗い出し
・個々人の仕事の内容を持ち寄って、4象限(大事で急ぎのもの、大事だけど急ぎでない、急ぎだけど大事でない、急ぎでも大事でもない)に分類
・そこで、時間をかけている仕事を効率化したり、無駄な仕事をやめるためにどうしたらよいか、可能性を検討し、改善実行計画を立案
・その他にも、3人フィードバック(1人が2人からフィードバックを受ける)をやるなどチームの力を活用して、個々人の働き方をたな卸し
こういったことを繰り返していきます
そして、言い忘れていましたが、注意点があります
例えば②の毎日の個人計画の立案や振り返りでは、プライベートのことを書いたり、メンバーに協力を求めたり、感謝する
③のチームミーテイングでも、司会進行役や反応役(もりあげ役)を、持ち回りで担当して、できるだけ誰かが場を独占しないなど、
一人一人の「感情」が、そもそも大前提として大事です
効率化だけが目的なのではなく、より心理的に安全・安心な職場をつくっていくということがべースということを忘れないようにしたいと思います
始めるにあたっての、自分自身の心構えですが、
・メンバーの気持ちを大切にする
・計画段階に、時間をかけすぎない
・やりたいと思える人からトライしてみる(全員「必ず」にこだわらない)
・やってみながら、修正していく・・・
というポリシーで進めてまいります
とはいえ、あんまり自分の考えの押しつけにならないよう(そのこと自身、働き方改革で大事なポイントなので)、気をつけます
最初が肝心なので、丁寧にキックオフをスタートしたいと思っております
また、経過はできるだけリアルタイムで、このブログでご報告させていただきます
それでは、今日はこの辺で失礼します
皆様、よい週末をお過ごしください!