ナゴタロの感謝日記

名古屋在住の50代前半、サラリーマンの日記です

小学校4年生の子供の目線でみる社会

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Pixabayの写真です

おはようございます

昨日の午前中は子供が通っている小学校に行きました

 

2時限目まで、子供の授業参観

その後は、家の方向に途中まで歩いて帰りました(防災訓練の一環です)

 

最近、授業参観には足しげく通っていますが、今回は子供達の成長を感じました

4年生くらいから、少しずつ大人になる足がかりが芽生え始めている気がします

 

授業のやり方も、最近はディスカッションというか、子供の意見を積極的に聞いて、ライブで、それを黒板に書いていって、授業が展開していくというやり方です

 

1時間目は、算数でしたが、考え方を生徒から引き出していって、5種類くらいやり方があるよねーというまとめ方をしていました

 

また、2時間目は、道徳の時間で、動物園にいる子供のヒョウが足が悪くて、安楽死を選ぶかどうかといった、結構重たいテーマでした

 

そこで最後に発言した生徒の、「いいとか悪いとかじゃなくて、命は無条件に大事です」という言葉に、あーもう対等に、これくらいの子供達と話ができそうだなーと感じました

 

最近の社会科(生活科?)の授業でも、ゴミ処理場とか、警察署とかに行ったようで、少しずつ、世の中の施設や働く人の役割のことも、勉強しているようです

 

さて、この辺りから、本題です

 

昨日、冒頭に書いたように、一駅分、学校から自宅に向かって、娘と歩いたのですが、いつも毎年、自宅が同じ方向の男の子がいて、毎年、一緒に帰るのが恒例になっています

 

今年は、だんだんと「働く人」について興味が出てきたのか、私のことが気になっているのか、その男の子が、娘に私のことを聞いているようです

 

どんな仕事をしているの?と

当然、娘は、私に同じ質問を聞いてきます

 

ちなみに、男の子のお父さんは、歯医者さん(開業)で、とっても分かり易い

 

私は、できるだけ、具体的に答えようと思いました

 

適切に回答するには、2つのことを言わなければなりません

1.私が勤めている会社がどんなことをしているか

2.自分がその会社でどんなことをしているか

 

この1つ目は、まあなんとか言えて、わかってもらったかどうか

つぎに2つ目

私は、管理部門の中の仕事ですが、例えば「人事」「総務」「経理」とか、

子供にはわかりにくいと思い、噛み砕いて言おうと思ったのですが・・・

 

あと、会社だと一番上が社長さんですが、役職みたいなものがあって、どの辺りなのか(偉さ(笑))みたいなアプローチがむしろいいのか?とも

 

結局、うまいこと言えませんでした

 

娘が、「ほら、パソコンが置いてあって(一度会社の職場を見せたことがあります)、・・・」とか助け舟を出そうとしてくれるのですが、

じゃあ、パソコンで何をやっているのかと言おうとすると、泥沼にはまります

 

私のやっている仕事は、そもそも、会社でも、この部署ほんまに忙しいんやろか?と思うような、見えにくい部署のような気がします

 

子供達の会話を通じて考えたこと

 

大きく言うと、世の中の職業は、

1.「職人・先生」

2.「社長・個人事業主

3.「事務屋」

の3種類に、分かれる気がしました

 

1の職人・先生は、新幹線の運転士、整備の人、学校の先生、お医者さん・・・など、直接、お客さんに対して、自分のスキル、経験、知識が、付加価値を提供している人

 

一般的に言って、男の子は、電車の運転士とか、役に立っていることが見えやすい仕事に憧れるのが一般的ではないでしょうか

 

2の社長・個人事業主は、自分で会社を経営して、世の中に付加価値を提供している人

 

3の事務屋は、会社の中で、抽象的な役割を果たしている

 

その中でも、例えば営業部、それもモノを売っている人は、どちらかというと1に近い

モノの価値を説明して、お客さんに買ってもらうという、営業スキルがある職人さん

 

でも、それ以外の多くの人は、会社の組織の中の分化した機能を担っているわけです

 

それを、子供に説明するには、「会社」とか「組織」とか、そもそも資本主義社会?ってこうなんだよ・・・という基本的なことをまず理解してもらう方がいいような気がします

 

いまや、大学生のインターンは普通になってきました

 

これからは高校生、中学生、あるいは小学生高学年に、

・社会の中での「会社」の位置づけ

・「会社」の中の組織の役割

について、勉強する機会をつくってもらってもいいと思いました

 

そのために、一般の社会人が「先生」として、派遣されて説明するような機会があってもいい

 

逆に、派遣された社会人も、自分の仕事に誇りをもって、自覚を新たにする、良い機会になるのではと思います

 

ちなみに、娘と一緒に帰った男の子は、最近お父さんに、僕も歯医者さんになりたい、と言ったそうです

 

私も、これから少しずつ娘に自分の仕事のことを理解してもらえるよう、少なくとも自分自身恥ずかしくない仕事への向き合い方をしていきたいと思います

 

たとえ、それが、目立たない仕事であっても

 

もっとも、新しいオフィスができた暁には、カフェコーナーでコーヒーを飲んで、ほんの少しサボるくらいの「遊び」は持ちたいですが・・・(笑)

 

それでは、皆さん、今日も良い一日をお過ごしください