おはようございます
日曜日の朝、皆さんいかがお過ごしでしょうか
水俣といえば、残念ながら、どうしても日本の高度経済成長期に、公害病として有名な、水俣病のイメージが強いです
まさに、日本中からラベリングされていたと言ってよいのではないでしょうか
日本中、旅行したい先として、好き好んで、水俣に行こうと思う人はいなかったのではないかと思います
もう公害自体は過去のこととなっていますが、小学校の教科書で、この公害をどう取り上げているか
皮肉にも、すべての日本の子どもは、「歴史」として学び、ラベリングが再生産され続ける仕組みができていてしまっているかもしれません
私自身、ふるさと納税で、デコポンを探していて、それが水俣のものだと分かったとき、正直、この公害のイメージが想起されたました
でも、冷静に考えると、そもそも魚介類ではないし、公害自体は過去のことだしと思い、逆にそう思ってしまったことに、若干の後ろめたさを感じながら、寄付のボタンを押しました
そして、まだデコポンは来ませんが、先に届いた御礼状、コピー紙でなく、和紙に記されたもの
他の自治体のは、お礼状と納税証明書が1枚のものもあれば、お礼状と納税証明書が別々に入っているものが多くて、ほとんど読まずに捨ててしまっているのが実際です
珍しいな~ ちょっとお金の無駄遣い?(失礼)ではないかな~と思いつつ、目を走らせると、
不知火・・・八代海で、真夏に見られる、怪火現象とのことですが、なんとも文学的な名前が出てきてきたかと思うと
「かぞくいろ」という映画、
肥薩おれんじ鉄道・・・
おれんじ食堂・・・
これは、おもしろそう
「かぞくいろ-RAILWAYS わたしたちの出発-」という映画は、ちょうど今上映中のようですが、
どうも、良さげな作品です
まさに旬の話題で、これを活かさない手はないですよね
それに、「肥薩おれんじ鉄道」とは、なかなか郷愁をかきたてるネーミングですね
肥後と薩摩を結ぶ肥薩おれんじ鉄道
2014年の産経ニュースによると、少なくともつい最近までは苦境にあったようです
ニュースによると、テレビプロデューサーや商社マンを採用し、観光列車「おれんじ食堂」を導入するなどして、必死に立て直しを図ります
そして、背景はわかりませんが、映画化の対象として取り上げられることになりました
さらに、水俣市は、ふるさと納税の仕組みを活用して、観光客の誘致を試みる
どこまで人を呼び込み続けられるかは、仕掛け、仕組みの継続如何かもしれません
でも、「肥薩おれんじ鉄道」や「水俣市」がやろうとしたことはナイスチャレンジだと思います
マスメディアを活用しながら、自分達へのラベリングを張りなおす
もしかすると、1回きりのチャンスを活かしきろうとしているように感じます
ちなみに、マスメディアは、扇情的な記事を書いて、ネガティブな影響を社会に与えている面もあると思いますが、がんばっている人を応援する力を持っている
それは、素直に認めなければいけないとも思いました
話を元に戻しますが、何より、水俣市の”ふるさと納税”を活用した、今回の取組みにリスペクトしたいです
年末に、心温まる、ちょっとほっこりできる御礼状をいただいたことに感謝したいです
それでは、今日も良い日曜日をお過ごし下さい・・・