こんばんは
久しぶりの投稿です
少し短い記事を書かせていただきます
昨日は、愛知県の稲沢市というところで行われた、国府宮はだか祭りを見にいきました
名古屋に住み始めて、16年目になりますが、ようやくこの有名なお祭りを見ることができました
稲沢市は、良い意味で、愛知県内の西側にあって旧くからの伝統が残っている地域
ここでは、毎年2月(旧暦の正月)のこの時期に、周辺のいろいろな地区ごとに、ふんどし姿の男達が集まってきます
その数なんと、約9,000人
ちなみに国府宮というのは、昔ここに尾張国の国衙、つまり国司がおさめる政庁があって、その近くに、尾張国の総社があったことから名づけられました
むかしは国司が各国にあった神社を、一宮、二宮・・・と廻っていたのが、
それらを一括して勧請して総社としたものらしいです
余談ですが、その名の通り一宮市という市が、稲沢市の隣にあって、尾張国の一宮はその中心部に現存していてそれほど離れてはおりません
このお祭りは、幾つか見所があります
1.午後、ふんどし姿の男達が地区毎に、儺追笹(なおいざさ)を国府宮の拝殿に担ぎ込んでいきます
各地区のいろとりどりの旗や、チームワークが見られて、見ていてあきません
(上の写真です)
2.夕方、水掛けがはじまり、素っ裸の儺負人(なおいにん)がこの男達の中に飛び込むと、その人に触れると厄が落ちるとされるため、男達は触れようとすさまじいもみ合いがあはじまります
この数分後に、儺負人が登場しました
この後、実際に見れるかどうかわかりませんが、
3.翌朝午前3時頃、神職によって罪穢を封じ込められた土餅をこのお所が背負わされ、境内から追放された男が暗がりに土餅を捨て、神職が土に埋めることで厄払いを終えるそうです
なぜ、私が今年見学するに至ったか
ブログを書く余裕もなかったのに・・・
それは、最近メールでやりとりした稲沢在住の知人から来年出てみませんか?と誘われて、まずは今年見てみようと考えたからです
うーん、なかなかの行事です
みなさん、お酒を飲んで威勢をつけているようですが、
恥ずかしさ、寒さを乗り越える必要があることは確かのようです
少なくとも寒さは間違いない
中学、高校と男子校で過ごした私は、剣道の寒稽古を思い出します
いずれにしても、たまにはこういう「理屈抜き」で、健全にエネルギーを発散させるお祭りは、社会には必要な気がします
一年に一度の断捨離といっても良いのではないでしょうか
それでは今日はこの辺で
おやすみなさい