ナゴタロの感謝日記

名古屋在住の50代前半、サラリーマンの日記です

七本指のピアニスト 西川梧平さんが教えてくれた 「不完全さを嘆くより、今あるものに感謝し、自分自身で在り続けること」

 


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西川梧平さん

 

皆様、大変ご無沙汰してます

ナゴタロです

コロナと共存していく日々、わずか半年前までは想像だにしていませんでしたが、

最近の豪雨も然り、人知の及ばない力をあらためて感じます

 

ブログを書く時間が無いと言い訳していましたが、自分が感じたり考えたことを残していくとすれば、この場が良いのではと改めて思い、再開いたします

 

拙い文章かもしれませんが、できるだけ率直に書きたいと思いますし、読んでいただける皆様にでも少しでも何か感じていただければと思っております

 

今日は、七本でピアノを演奏する西川梧平さんについて

 

<目次>

1.西川梧平さんのこれまで

2.私が感じ考えたこと

 

1.西川梧平さんのこれまで

日常は十本指が使える西川さんですが、ピアノを弾くときには左手は二本しか使えない

ジストニアという難病だそうですが、1999年に渡米してから21年間、アメリカや

ヨーロッパを中心に、演奏活動をされているそうです

 

ピアノをはじめたのは15才だそうですから、だいぶ遅いスタートですね

学校のブラスバンドでチューバを担当していたそうですが、音大受験にはピアノが

必須ということで先生に習い始めたら、直観でピアノをやりたいと思い立ったそうです

 

狂がつくほどめちゃくちゃ練習したそうです

本人曰く、練習はきらいだけど、毎日15分はやるようにと言われて、でも始めると、

8~10時間はぶっつづけて練習してします

写譜もすれば、逆再生、目隠しまでしても、打ち込んでいく

 

ただ、音大の短大コースに入って、四年制への編入がうまくいかなかったころ、あるアメリカ人の先生に声をかけられて渡米します

 

そこで学んだ大事なことは、”Find Your Own Voice"

 

表面的なテクニックではなく、「音の中の音を聴く」ことを大事にして、

消えていく音の中にある音を聴き、そこに音を重ねていくよう心がけたそうです

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そのために、一曲を仕上げるのにも、普通の人の何倍もの時間をかける

 

そしてとうとう「リンカーンセンター」という有名な場所で演奏できるようになりますが、西川さんのピアノは邪道だという批判を受けます

 

それから、自分を追い込んで練習すればするほど、あるときから段々と指が動かなくなってきてしまう

 

5人の医師から、もうピアノは弾けないと宣告され、ジストニアと診断されます

 

そして、清掃や介護の仕事で食いつなぐようになります

 

そんな中、たまたま幼稚園で子供達にピアノを弾いてあげるアルバイトに行った時、

当時動いたのは5本の指

 

でも、「きらきら星」を弾いたとき、子供たちは心から、楽しそうに、うれしそうに

それを聴いて歌います

 

その時に、はっと気づきました

 

なんかええやん・・・

この5本の指でできることあるんや

自分自身も、演奏できることに楽しさ、うれしさを感じます

 

それから、7本まで指が復活し、いつしかジストニアに罹患する前よりも、もっと

著名なピアニストになっていきます

 


西川 悟平 NHK ドキュメンタリー

 

2.私が感じ考えたこと

去年の9月、10月と、私の仕事が忙しくなり、というかあるイベントを担当したのですが、かなりプレッシャーを感じて、苦しい日々を送っていました

 

なぜかどんどん体重が減っていき、朝のジョギングで何とか気持ちをリセットして会社に行っていたのですが、思考力、判断力も落ちている中、時間をかけることでなんとかカバーしていました

 

今思うと、他の人のいろいろな期待を、自分が”望んで”受け止めて、自分の心や身体の声を無視してしまい、義務感=責任感と履き違えていたことが原因だと思います

 

別の面からみると、自分に足りないものに焦り嘆き、求められるものに応えようとカタチにこだわりすぎていました

 

今思うのは、西川さんのエピソード

幼稚園の子供たちが喜んでくれたときのこと

 

彼が教えてくれたことは、次のようなことでした

 

◆自分自身の率直な思いを大事にする

→ 義務感でやっても、どこかで無理がでてくるし、心を不健康にする

→ やっててうれしいとか、充実しているとか、自分の気持ちに耳を傾ける

 

◆相手の気持ちを大事にする

→ 表面的な要望を額面通りに受け止めるのではなく、相手にとって本当に大事なことに応えられるように率直に投げかけてみる、対話する

 

◆できる範囲でベストをつくす

→ 今の自分なら、早寝早起き、ジョギングのように、自分の身体や心の状態を大切にしながら、良い状態だからこそ、いい仕事ができるようベストをつくす

 

◆なるようになる

→ 一生懸命ベストをつくすことと、執着することは違う

 ある意味なるようにしかならないし、なるようになる

 

◆自分との距離感、周りの人との距離感をたもつ

→ 相手の期待に応えることに焦点をあてすぎたり、起こっていることのマイナス面に囚われすぎない

=自分の負の感情に押し流されない

 

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いろんな事にぶつかったとき、西川さんのお話も思い出しながら、こういったことに心を留めていきたいと思います

 

西川さん、メデイア「致知」「NHK」、読書会の皆様、有難うございました

そして、この記事を読んでいただいた皆様、有難うございます

 

よい金曜日をお過ごし下さい

 

ナゴタロ

7月24日 10:50