ナゴタロの感謝日記

名古屋在住の50代前半、サラリーマンの日記です

新型コロナウイルスがはやるとなぜトイレットペーパーが品薄になるのか?

 

命題コレクション 社会学 (ちくま学芸文庫)

命題コレクション 社会学 (ちくま学芸文庫)

  • 発売日: 2011/12/01
  • メディア: 文庫
 
 

 おはようございます

今日は、午前休をもらいました

サラリーマンの有り難さを感じつつ、ブログを書いています

 

ニュースを聞いて、久しぶりに社会学の命題にあてまはる社会現象があったので、ご紹介します

 

私は、東京出身ですが、社会とか組織とか人とか・・・そんなことを追求してみようということで、とある大阪の大学と学部を選びました

 

今なら「そんなこと勉強するもんやない」とも、半分くらい思いますが

 

社会学というのが、その学部の三本柱の一つなのです

 

最近、トイレットパーパー品薄というメデイアの報道をききます

 

実際、近所のスーパーや薬局でも売り切れになっています

 

オイルショックのときに起こったといわれる社会現象(教科書で知りました)の再現でしょうか

 

そして、社会学の命題を思い起こします

 

人が集団になると、やっぱりこうなるやな、という感です

 

「予言の自己成就」

 

 私が学生時代に買った社会学の「命題コレクション」に、しっかりと載っています

 

昔、静岡県で女子高生2人が街頭で、

「あの銀行ちょっと危ないらしいで」

「ホンマに?」

(今日は関西弁バージョンで)

 という会話を交わしたところ、その銀行は、取り付け騒ぎになってしまい、数日後に倒産してしまったという逸話

 

この話は、別の本からの引用ですが、命題コレクションでは、こんなふうに定義しています

 

”人間は単に状況の客観的な特徴に反応するだけだではなく、自分たちにとってこの状況がもつ意味に対しても反応する”

 

”しかも、この後者に対する反応のほうが時には主になる”

 

そして、

”ひとたび人びとがなんらかの意味をその時の状況に付与すると、それに続いて為される行為やその行為の結果は、この付与された意味によって規定される”

  

現代史を遡ると、関東大震災直後の「朝鮮人」に対する行為、「大東亜戦争」への突入に至る世論

 

わかりやすい国外の例でいえば、「文化大革命」・・・

 

政治的な話題は、皆さんの気分を害されるもしれませんが、ポピュリズムはこの命題を良くも悪くも活用した施策だと思います

 

今日は、トイレットペーパーが品薄になるという”ニュース”と、実際に家族が体験した話から思い出したことを書いてみました

 

社会学・・・ちょっと皮肉っぽいけど、オモロイんちゃう 

失礼しました

 

今日は、斜に構える自分が出ました

午後から会社に行ってきます

 

よい一日を

 

ナゴタロ