ナゴタロの感謝日記

名古屋在住の50代前半、サラリーマンの日記です

幸せのちから(THE PURSUIT OF HAPPYNESS) :自分の可能性を自分が信じること、そして働き方改革の参考に!?

幸せのちから (字幕版)

みなさんおはようございます

今日も穏やかな朝です 

深夜に一度公開しましたが、追記することにしました

 

皆様は、この映画(DVD)をご覧になったことはありますでしょうか

 

邦題は、幸せのちから

原文は、THE PURSUIT OF HAPPYNESS

    (HAPPINESSではないところに、特別な意味をこめているのか)

 

クリス・ガードナーという男性が、貧困から立ち上がって、証券界で上り詰めていくという、実在にあった男性の半生を描いた物語です

 

私がこの映画で良かったなあと思ったこと

 

それは、主人公と5歳の男の子(主演男優の実際の子供)との掛け合いが、

父親から子供へのつきることのない愛情

そして子供から父親に対する信頼

じんわりと感じさせて、心が温まったこと

 

これだけでも見る価値があります

 

 一方、メインテーマではあるのですが、気持ちがひっかかったのは「アメリカンドリーム」に対する手放しの礼賛が感じられること

 

「お金持ち」になること=「成功すること」=「幸せ」とためらいなく言い切っているように見えることです

 

主人公は、お金が無いが故にすごく苦労をしていて、金融ブローカー達が活き活きしていて、高級車を持っているなど、いかにも幸せそうにみえる様子にあこがれます

 

どうしたら、彼らみたいに幸せになれるのかと思い、追求しようと思います

 

また、随所に、アメリカの独立宣言の作者でもあり、建国の父ともされる、トマス・ジェファーソンの言葉が引用されます

 

「われわれは、以下の事実を自明のことと信じる。すなわち、すべての人間は生まれながらにして平等で あり、その創造主によって、生命、自由、および幸福の追求を含む不可侵の権利を与えられているという こと」

 

We hold these truths to be self-evident, that all men are created equal, that they are endowed by their Creator with certain unalienable Rights, that among these are Life, Liberty and the pursuit of Happiness.

 

何ゆえ、ジェファーソンは「幸福」でなく「幸福の追求は」と書いたのだろうと、主人公は、ちょっと、うらめしくなります

 

でも、ここで言いたい

 

幸福=お金持ちになること

お金持ちになろう努力すること=幸福の追求というのは、

本当にそうなの?

 

もちろん、some moneyは必要でしょうけれど

 

主人公が男の子に対して、「幸せか?」ときく場面があり、「お前(男の子)が幸せなら、オレも幸せだ」と言います

 

このことから、お金持ちになることが必ずしも幸せのすべてではないとも読取れます

精神的な幸せ

それが、自分の原動力になって、目に見える幸せ、お金持ちになろうしているとも読み取れます

 

一方で、トマス・ジェファーソンの名言の中に、さらに次のような言葉があります

 

幸せを与えてくれるのは、富でも豪華さでもなく、穏やかさと仕事である。

It is neither wealth nor splendor, but tranquility and occupation which give happiness.

 

ここから、トマス・ジェファーソンは、独立宣言において、幸福の追求=お金持ちになる道の追求と言っていたのではないと推測されます

 

アメリカンドリームを実現して、幸せになろうとする主人公だけでなく、目立たなくても、穏やかな生活を愛し、仕事に打ち込んでいて、それを幸せと感じている副主人公を登場させてもいい

 

むしろ、一緒に描いてくれれば良かったのに(勝手なこと言ってますが)と思いました

 

最後に、別の形の幸せについて

この映画で一番気に入ったシーンをお伝えします

 

子供とバスケで遊んでいるときに、息子に対して、「あんまりバスケにのめり込むなよ、自分も向いていなかったから、お前も向いていない」と言います

 

すると、息子が元気をなくして、しょんぼりします

 

私も心の中で、「あーあほやなー なんでそんなことを言うんやろ・・・」と呟くと、それを主人公が聞いていたのか(そんなことはないですが)

 

次に、主人公が息子に対して、思い直して言葉をかけ直します

 

いいか、誰にも、お前はできないだろうと言わせるな

たとえ、相手がパパであってもだ

  

ここでは、夢に向かってひたむきになること、自分の可能性を自分が信じ続けることの大切さを語ってくれています

つまり、「天職(仕事)」を得るために、今自分が努力できることに真摯に向き合えることも、幸せの一つ

 

実は、この間の日曜日、古くからの友人にあったときに、ちょっとモチベーションが下がってしまうことがありました

 

実はその時に会った二人は、サラリーマンではなく、一人は海外で独立、

もう一人は、会社をやめて、日本の政府機関ですが海外で働いています

 

そのうちの一人は、私を思っていってくれたんでしょうが、私の性格を考えると、転職や独立はしない方がいいよと言います

 

でも、それは「冷静に行動した方がいい」というアドバイスだと、自分の中で読み替えました

 

私は、今の生活の中にある

・堅実な生活の中の「穏やかさ」

・「今の仕事」

投げ出すわけではない

 

ただ、可能性を否定するような言葉には屈しない

努力を継続して、自分の刀を磨きつづけていんだと、決心しました

 

あと追記を少し書かせて下さい

働き方”改革の参考・・・というか、”仕事に取り組む姿勢”の参考にもなります

 

主人公は、”無料の教会宿泊所に泊まるために、早く教会の前の待ち列に並ばなくてはいけない”ために、猛スピードで集中して仕事をこなしています

 

子供がいる

何か、プライベートで時間を確保しなければならない

そういうことは、むしろ「仕事」に集中するためのスパイス

 

私は、むやみな精神論者ではないつもりですが、

時間を言い訳にはするには、まだ100年早い

 

やりたいこと、もちろん大事と自分が思えること、が最初にあって

そのために、人間はものすごい力を発揮できるポテンシャルを持っているんだと思えました

 

それでは、皆さん、今日も元気にいってらっしゃい