こんばんは
皆さん、Office de Bocciaってご存知ですか?
就業後、オフィスのロビーや会議室に、近所のオフィスワーカーが集まって、気軽にボッチャを通じて交流しようという企画です
経済界協議会という団体が推奨しています
障がい者の方も含めて、「誰もができる」という面での裾野の広さもあります
1.ボッチャとは
そもそも、ボッチャというのは、ヨーロッパでできた、脳性まひの人や重い障害をもった人のために考案されたスポーツで、パラリンピックの正式な種目です
カーリングに似ていて、障害の有無に関わらず、楽しめるスポーツです
どんなスポーツか、簡単にご紹介したいと思います
もう、知ってるよ・・・という方は、読み飛ばしてください
コートは、体育館でも、オフィスのロビーでも、会議室でも、ちょっとしたスペースがあれば、OKです
養生テープで、コートの線をひきます
上の写真を見ていただけると、分かりやすいです
はじめに、どちらかのチームが白いボールを投げて、目標となる白ボールの位置を決めます
あとは、2チームが順番に、持ち玉を投げていって、全部投げ終わったら、どちらのチームのボールが多く、その白いボールに近いところに集まっているか、ということを競います
上の写真では、赤ボールが白ボールにぴったりくっついていて、少し離れたところに青ボールがあります
この時点では、赤ボールを持っているチームが有利です
さらに、このチームは、今投げようとしている赤ボールと、まだ投げる位置に残っている赤ボールが、それぞれ1つづつあります
一番近い、相手側の青ボールより、どれだけ赤ボールが内側に入るかで、得点が決まります
ですから、この時点で「自爆」しない限り、赤ボールを持っているチームは、1点以上、さらに点数を増やすことができる可能性があります
自爆といったのは、間違って折角、白ボールに近いところにある、自チームの赤ボールや、目標となる白ボールがはじきとばされると、おじゃんになってしまうからです
逆に言うと、ゲームの途中で、白ボールを、自分のボールで動かしたり、相手のボールをはじきとばしたりできるため、形勢は容易に逆転できます
2.ボッチャの特色
ボーリングと比較すると、
・ダイナミックさや、ストライクをとったときの爽快感には欠ける
・ストーリー性や、チームとしての一体感で優る
・体力や運動神経は、それほど問われないが、球技としての面白さはある
・1人1人の動きを両チームが見ているので、場を共有しやすい
という特徴があります
本当に、即席で知らない人同士が「誰とでも」チームをつくって楽しめます
3.ボッチャの応用的な使い方
(1)真面目編
このボッチャ、オフィスの会議室とかロビーでできるというのが、ミソではあります
つい数ヶ月前に、お客さんに貸し出している、営業用の会議室で、ボッチャのボールを貸し出すサービスをしたらどうか、というのを、営業部門の役員に提案しました
たとえば全国の支店から人が集まってくる会議などで、アイスブレイク代わりに使ってもらえるのでは?と思ったからです
すると、役員曰く、「ええやないか・・・今日は冴えてるな!」ということで、営業部門に指示が下ったそうです
ただ、いつの間にか、話が立ち消えになってしまいました
(2)遊び編
おすすめしたいのが、合コンや新歓活動でのアイスブレイクとしてです
男女を問わず、まったく知らない人同士が、3ゲームくらいすれば、ハイタッチくらいはしてもいいくらいの感覚になります
なお、1ゲームに要する時間が短く、即席でチームがつくれるます
その特徴を活かして、
・婚活パーティー
・小さな会社の新年会やクリスマスパーティー
などで、沢山の人とチームを組み直して、より多くの人と交流する場にも適しています
と、ここまではボッチャの話をしていますが、実は話の前振りです
4.次に続く・・・オレは「堕落した遊び」ばかりやっているのか?
さて、長々と書いてきましたが、昨日、金曜日の夜に、他の会社の方と一緒に、オフィスの会議室で、このボッチャの練習会をやりました
その後の懇親会で、ある人から、
”ナゴタロ”(実際には、私の名前)は、真面目なことばっかりやってて、遊びがなくて、おもろないなー と言われたのです
どきっ
オレ、ホンマに遊んでないんかな?
おかしいんかな、人間として・・・
ということで、明日以降にこの話は続きますが、もうひとつ「遊び」の定義について
お前、アホちゃうか? 遊びまで定義つけんなや!というつっこみは、どうかご容赦ください
フランスの哲学者のカイヨワさんは、「遊びと人間」という本を書いています
遊びとは、
・自由で自発的
・隔離されている
・結果が未確定
・非生産的
・規則がある
・虚構(明白に非現実である)という特別な意識がある
としています
そして、このような定義から逸脱した遊びは、「堕落した遊び」であると言っておられるそうです
私にとって、ボッチャは、会社の中での私の役割と結びついていて、必ずしも、100%自由で自発的とは言えません
オフィスワーカー同士の交流やアイスブレイクという目的がありまリ、意味をもたせています(→少し、生産的な面もある)
つまり、「堕落した遊び」です
あー、俺は、ホンマ、すべてに「意味づけ」を求めすぎる人生を送っているのか
ジョギングですらも、心をリセットしようという目的があるから、遊びとは言えない
俺は、遊びができなくなってしまった、堕落した、不健全な人間なのか・・・ (続く)
そろそろ、失礼して布団に入ります
明日は早起きして、あべのハルカスの階段マラソン視察に行きます
「遊び」ではありません「仕事」です・・・(泣)
おやすみなさい